郵便事業会社の社員、配達用バイクを無免許運転

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静岡県警は9日、配達用の原付バイクを無免許で運転していたとして、郵便事業会社に勤務する50歳の男を道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕した。男は違反累積で免許停止処分となっていたが、会社にこれを報告せず、日々の業務を行っていた。

静岡県警・焼津署によると、逮捕された男は9日の午前9時45分ごろ、焼津市焼津1丁目付近の市道で、郵便事業会社が保有する配達用の原付バイクを無免許で運転した疑いがもたれている。一時停止を無視して車道に進出するのをパトロール中の同署員が目撃。一時停止違反で免許証の提示を求めたところ、今年3月14日に違反累積で免許停止処分を受けていたことが発覚した。

郵便事業会社では毎日の勤務前に免許証のチェックを行っているが、男は古い免許証を提示してこのチェックを回避していた。提示していた免許証は昨年6月に「紛失した」として警察に届け出を行っているもので、表記上の期限も執行していたが、郵便事業会社はこれに気づいていなかった。

警察の調べに対し、逮捕された男は「過去に数回の免許停止処分を受けている」と供述しており、警察では男が古い免許証を使って職場のチェックを回避する手口を以前から使っていたものとみて調べを進めるとともに、過去の紛失届は虚偽申告だった可能性が高いとみて、この件についても追及する方針だ。

《石田真一》

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