ヤマハ、インドの販売・金融合弁会社が営業開始

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ヤマハ発動機、三井物産、インドのアクシス・バンクの3社は、インドに設立した二輪車の販売金融・在庫金融を行う事業会社ブッサン・オート・ファイナンス・インディア(BAFインド)が、監督官庁であるインド準備銀行から事業許可を取得、営業を開始すると発表した。

BAFインドは、デリーに第1号支店を開設し、デリー近郊の顧客に対する販売金融商品を販売する。今後、順次支店網を拡大し、2009年までにはインド全国の主要都市でのサービスを提供できる体制を整える予定。また、全国のヤマハディーラーに対しても、在庫資金の需要に応える短期の資金供与を行う準備を進める。

BAFインドの資本金は5億ルピー(約15億円)で、三井物産の子会社ブッサン・オートモーティブ・シンガポールが64%、アクシスが26%、ヤマハ発動機の子会社ヤマハ・モーター・アジアが10%出資する。従業員数は20人。

インドは主要交通手段である二輪車の総需要が2007年に730万台に達している世界第2位の市場で、さらに2010年には900万台に達する見通し。

現在、インドで二輪車を購入する消費者の約半数は現地銀行、ノンバンクなどによる販売金融を利用しており、二輪車販売成長の要因のひとつとなっている。ヤマハ発動機はインド二輪車事業の再建を最重要の経営課題と位置づけ、その一環として、消費者に対するサービス向上の一環として販売金融機能の強化が必要と判断し、三井物産と共同で金融事業への参入を検討してきた。

三井物産は、1997年にヤマハ二輪車の販売金融提供を行うPTブッサン・オート・ファイナンス(インドネシア)を設立して以来、同分野のノウハウを蓄積しており、ヤマハ発動機と共同でインドの市場調査を行った結果、現地ネットワーク・ノウハウを持つ大手民間商業銀行であるアクシスとの3社による販売金融事業への参入で合意した。

《レスポンス編集部》

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