漫然とUターン開始の白バイに路面電車が追突

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10日午前、高知県高知市内の国道32号で、交通違反車両を追跡しようとUターンした白バイに対し、後方から進行してきた土佐電鉄が運行する路面電車が追突した。白バイは転倒したが、運転していた隊員にケガはなかった。白バイ側の安全確認に怠りがあったとみられる。

高知県警・高知署によると、事故が起きたのは10日の午前11時30分ごろ。高知市中宝永町付近の国道32号を白バイでパトロールしていた県警・交通機動隊に所属する25歳の巡査が、クルマを運転しながら携帯電話を使用している運転者を発見。このクルマを追跡するため、道路中央部の土佐電鉄(路面電車)後免線の軌道敷内でUターンした。

この直後、後方から進行してきた路面電車(後免町発/鏡川橋行き)が白バイに追突。巡査は追突の弾みで路上に投げ出され、白バイも約100mに渡って押し出され、車体が小破している。電車には乗客乗員約25人が乗っていたが負傷者はなく、巡査も早い段階で軌道敷外に投げ出されたために無事だった。

警察では過失往来危険の容疑で巡査から事情を聞いているが、巡査が後方の安全(電車の接近)を確認せず、漫然とUターンを開始したことが事故の原因とみている。

《石田真一》

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