クラレは、液状ゴム「クラプレンLIR」「クラプレンLBR」、トランスポリイソプレンゴム、イソブチレン系水溶性樹脂「イソバン」、熱可塑性ポリウレタン「クラミロン」を6月1日出荷分から値上げすると発表した。
原油・ナフサ価格は依然として高騰を続けており、主要原料であるイソプレンモノマー、スチレンモノマー、ブタジエンモノマーや無水マレイン酸およびイソシアネートなどの基礎原料も高騰を続けている。また、重油などの高騰で、ユーティリティ・コストも上昇している。
同社ではここ数年、数回にわたって主要原料の価格高騰を理由に対象製品の価格改定を実施してきたが、アジア市場の旺盛な需要を背景に原料価格の騰勢が続き、事業収益が急速に悪化している。
同社では、安定供給の維持、採算改善のために、値上げするとしている。