シンガポール航空エアバスA380 スイートなど最新キャビンを日本公開

自動車 社会 行政
シンガポール航空エアバスA380 スイートなど最新キャビンを日本公開
シンガポール航空エアバスA380 スイートなど最新キャビンを日本公開 全 8 枚 拡大写真

シンガポール航空日本支社は15日、5月20日に予定されている同社エアバス『A380』型日本就航に先駆け、同機キャビン設備モックアップを日本初公開した。ファーストクラスに代わる新設「スイート」をはじめ、ビジネス、エコノミーの3クラスのキャビンが特設会場に再現。報道陣に公開された。引き続き一般公開される。

シンガポール航空のA380機は、2007年10月にシンガポール - シドニー線、次いでロンドン線を就航。今回、3番目の目的地が東京となり、シンガポール航空創業40周年、成田国際空港開港30周年という節目に初飛来することになる。運行ケジュールは、シンガポール発東京行きSQ636便が成田8時30分着、その折り返しシンガポール行きSQ637便が成田13時00分発の予定だ。

客室は、スイート、ビジネス、エコノミーの3クラス合計で471席。エアバス社が提案する標準客室数は525席。新設「シンガポール航空スイート」は、座席とベッドを独立させ、ベッドにも好みに調節できるリクライニング機構が付く。同社の既存ファーストクラスよりも15%アップの料金が設定されるという。

キャビンデザインは、ホテル、住宅、列車、ヨット、プライベートジェットなどを手がけたデザイン会社6社をコンペにかけ、「ラグジュアリーヨットのキャビンにいるような客室空間を創造することができた」(同社バイスプレジデントコントラクト、シム・キム・チュイ氏)という。

注目は、シンガポール航空A380の開発・製造に多くの日本企業が参画しているところ。TFTパネルにはカシオ計算機、新設計の座席には小糸工業、手荷物棚ミラーにはコミーなど、大小さまざまな日本企業21社の技術が採用されている。

今後の東京便のロードファクター(利用率)について同社日本支社長フィリップ・ゴー氏は、「かなりがんばって売らなければならない。努力あるのみ」と語りながらも、「シドニー、ロンドン線のフライトを見ている限りは好調だ」と既存2路線については自信もみせた。

同社は、A380を現在3機保有。発注済み16機と合わせて19機のA380が“シンガポールカラー”をまとうことに。東京の次の就航先についてフィリップ氏は「ロンドンにもう一便かもしれないし、香港かもしれない」と。

シンガポール航空A380キャビン展示(一般向け)
期間:4月16日 - 20日、22日
時間:10時00分 - 20時00分
場所:赤坂サカス「サカス広場」
東京都港区赤坂5丁目

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る