ヤマハ、菊川市にテストコースを新設…アジア・中南米向けモデルの開発強化

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ヤマハ、菊川市にテストコースを新設…アジア・中南米向けモデルの開発強化
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ヤマハ発動機は、アジア、中南米などの成長市場に向けた二輪車開発の拡大に対応するため、静岡県菊川市丹野地区にテストコースを新設すると発表した。

新設する「ヤマハ発動機 菊川テストコース」は、2009年10月に着工し、2012年秋の完成を予定している。48万6000平方メートルの敷地に、一部山岳路を含む約3kmの周回路をはじめ、冠水路など6つのコースを設ける。これらのコースでは、主にアジアや中南米向け中小型二輪車の安全、環境性能を達成するための様々な実験走行に活用する。

用地の確保では、所有者である菊川市および民有地地権者の同意を得ており、この用地取得額を含めた建設費用の総額は64億円。

同社は現在、二輪車、自動車エンジン、ATV(四輪バギー)、スノーモビルの開発用に「袋井テストコース」「トレールランド浜北」「浜岡テストコース」「士別テストコース」の4施設を保有していることから、菊川テストコースは5つ目のテストコースで最大の敷地面積となる。

菊川テストコースでは、自然環境保全に考慮し、外周には一定幅の既存植生を確保、それ以外の樹林についても、現在の動植物生態環境を損なわないよう配慮するとしている。

《レスポンス編集部》

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