三菱、電気自動車を寒冷地で実験---i MiEVを北海道電力へ引き渡し

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三菱、電気自動車を寒冷地で実験---i MiEVを北海道電力へ引き渡し
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三菱自動車は、電力会社と共同研究中の電気自動車『i MiEV』の実証走行試験(フリートモニター)用に電池やモーターなど電気自動車(EV)の主要コンポーネントを改良して航続距離を伸ばした「i MiEV実証走行試験車」1台を22日に新たに北海道電力に引き渡した。

三菱は、地球温暖化・石油エネルギー代替への対応として、軽自動車iをベースに、高性能リチウムイオン電池と小型・軽量モーターを搭載したi MiEVを開発中で、2006年10月に、複数の電力会社と共同研究を実施することを発表した。

今回、新たに北海道電力と実施する実証走行試験では、三菱は、車両の供給や実証走行データの分析、北海道電力は実証走行の実施・データの収集や実用性の評価を担当し、積雪寒冷地におけるi MiEVの総合的な性能や市場での受容性を確認する。すでに、3月から先行的な事前の確認作業などを始めているが、今回専用車両を引き渡し、実証走行試験を本格的に進める。期間は2009年3月まで。

電力会社との共同研究については、これまで先行試験を実施してきた東京電力、九州電力、中国電力に加えて、第2段階の実証走行試験より、新たに今回の北海道電力や、関西電力、沖縄電力と実施する。これにより、日本列島の北から南まで様々な使用条件・気候条件での実証走行試験から得られるデータを基に、i MiEVの早期実用化に向けて開発を進めていく構えだ。

《レスポンス編集部》

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