「全力案内!」携帯向けプローブ交通情報をリアルタイム化

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「全力案内!」携帯向けプローブ交通情報をリアルタイム化
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ユビークリンクは25日から、携帯ナビゲーションサービス「全力案内!」内の渋滞情報や車ナビゲーションに、プローブ技術をもとに独自に開発した「リアルタイム・プローブ交通情報」を取り入れる。

プローブ技術は、個々の走行車両の位置データから道路の混雑・渋滞情報を生成する。「全力案内!」のリアルタイム・プローブ交通情報では、タクシーや「全力案内!」利用者から収集した位置情報を使って交通情報を即時に生成する。

ユビークリンクでは25日から、東京、神奈川、福岡地区にリアルタイム・プローブ交通情報の導入を始め、その後、全国主要都市に拡大する。

「全力案内!」の渋滞情報サービスは、(1)VICS、(2)プローブ統計、(3)リアルタイム・プローブの3つの交通情報を組み合わせ、主要都市ではほぼすべての道路の、“今”の混雑状況を確認できる。交通事故・災害などに起因した状況の変化も即時に伝わる。

またリアルタイム・プローブ交通情報を取り入れることによって、目的地までの最適(最速)経路、到着予想時刻、タクシー代などの精度が高まる。

実車テストによると、「全力案内!」では他社携帯ナビゲーションより所要時間が短くなったという。また「全力案内!」が出発時に提示する到着予想時刻と実績時刻の差は平均4.6分で、他社では11.3分だった。さらに燃料消費に関して、「全力案内!」の車ナビを利用せず幹線道路を走行した車両と比べ最大19%、平均で10%の削減ができた。

タクシープローブデータの提供と収集の仕組みについては、タクシー会社とタクシー配車管理システム会社の協力を得ている。データを提供するタクシー台数はサービス開始時に約7000台、08年末には約1万3000台に拡大する予定だ。

携帯電話を用いたプローブデータの収集と、それを活用したプローブ交通情報の携帯電話配信の商用化は、「全力案内!」が2007年10月に世界で初めてスタートした。今回は交通情報生成を即時に行うことで進化させた。

《高木啓》

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