ヤマハ第1四半期決算…減収減益 サブプライムショックで北米不振

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ヤマハ第1四半期決算…減収減益 サブプライムショックで北米不振
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ヤマハ発動機が発表した1 - 3月期(第1四半期)連結決算は、売上高が前年同期比9.0%減の4129億円、営業利益が同16.4%減の311億円と減収減益だった。経常利益は同12.8%減の342億円、当期純利益が同11.6%減の222億円だった。

事業セグメント別の売上高は、二輪車事業が、インドネシアやタイ、ブラジルなどで好調に推移したものの、北米での需要減少や為替の円高ドル安影響で2663億円、同6.4%減となった。

マリン事業は、欧州ではロシアでの販売が好調だったものの、北米での船外機の販売減少、ウォータービークルの新機種の出荷遅れ、円高ドル安影響で636億円、同12.8%減。

特機事業は、北米での景気減退によるATV需要の減少や為替の円高ドル安の影響で497億円、同14.1%減だった。

事業セグメント別の営業利益は、二輪車事業が同1.3%増の196億円となったものの、マリン事業は同27.2%減の59億円と大幅減益、特機事業も23億円、同41.7%減となった。

営業利益は、販売管理費の減少、原価低減の増益要因があったものの、売上減による収益の悪化で52億円、為替差損33億円、減価償却費の増加で16億円、モデルミックスの悪化で38億などの減益要因が上回り、全体では減益となった。

同社の商品はレジャーの要素も強く、サブプライムローン問題から米国の景気後退懸念が強まり、そこに為替差損も加わり、北米の業績悪化が全体に影響した。

また、今期からヤマハ・モーター・フィリピンなどを連結対象子会社に新規に追加した。

通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。

《レスポンス編集部》

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