新日石の第4次中期経営計画…2010年度に連結経常利益2000億円

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新日本石油は、2008年度から2010年度の3カ年を対象とする「第4次中期経営計画」を策定した。

国内石油製品の需要減、原油価格の急激な上昇など、同社を取り巻く事業環境は、大きく変化している。こうした環境の激変を踏まえ、中長期的な視野に立って、将来の飛躍へ向けたステップを確固たるため、第4次中計の3年間を今後の厳しい経営環境に備えた「既存事業の構造改革と新規事業の基盤固め」の期間と位置づけ、「変革へのチャレンジ」をスローガンとして掲げる。

第4次中計の重点テーマとして、大きな環境変化へ迅速に対応するため、事業構造改革を行い、コア事業である石油精製・販売事業の立て直しを図る。中長期的には、石油・天然ガス開発事業の着実な拡大に加えて、海外事業と新規技術型事業の強化により成長戦略を追求する。さらに、これらの事業活動のベースとして、環境目標を設定し環境経営を推進する。

財務目標では、最終年度にあたる2010年度に、連結経常利益(在庫影響除き)2000億円を達成し、連結ROE(自己資本利益率)8%を目指す。

また、第4次中計から設ける環境目標では、精製部門におけるエネルギー消費原単位(常圧蒸留装置換算通油量当たりのエネルギー使用量)を1990年度対比で2010年度までに20%削減する。精製段階におけるCO2削減に加え、環境配慮型商品の提供やクリーンエネルギーである天然ガスを利用した発電事業、ベトナム・ランドン油田における随伴ガス回収・有効利用CDMなど、環境問題へ積極的に取り組む。

設備投資計画は3カ年合計で8500億円の設備投資を計画している。

《レスポンス編集部》

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