【新聞ウォッチ】「暫定税率」きょう再可決、駆け込み給油でGSに長ーい列

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【新聞ウォッチ】「暫定税率」きょう再可決、駆け込み給油でGSに長ーい列
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年4月30日付

●暫定税率きょう再可決(読売・1面)

●「安いうちに満タン」大行列(読売・31面)

●高速道用地2000キロに無駄、買収4車線建設2車線(朝日・1面)

●ガソリン価格5月160円、地方の「車依存」直撃(朝日・21面)

●ガソリン給油中容器から出火 セルフスタンド買いだめ? 男逃走 神戸(朝日・26面)

●暫定税率の再可決目前、民主、街頭演説で気勢、衆院本会議開催阻止も(毎日・5面)

●「SUV」不振で北米4工場減産GMが発表(毎日・7面)

●「GW中に税復活許せぬ」駆け込みで「列」ドライバーに不満(毎日・26面)

●暫定税率復活160円台でも、まだまだ割安 日本のガソリン(産経・2面)

●ホンダ、植物廃材で量産、ガソリン代替のバイオエタノール(日経・7面)

●米著名投資家、フォードの大株主に、日産ゴーン社長、提携「関心ない」(日経・7面)

ひとくちコメント

きょう午後の衆院本会議で、ガソリン税の暫定税率を復活させる租税特別措置法改正案を与党の3分の2以上の多数で再可決するという。ガソリン1リットル=約25円の暫定税率は、5月1日出荷分から復活するが、これに原油高による価格上昇分を加えるとレギュラーガソリン1リットルで160円以上になる。

このため、値上げ前の“駆け込み給油”とばかりにマイカー族などがガソリンスタンドに詰め掛けた。きょうの各紙にもスタンド前の道路に給油待ちの車が長い列をつくるシーンを取り上げている。毎日はスタンド前で「暫定税率が何のための税金なのかまったく分からない。役人は国民をばかにしている」などと、憤るドライバーの声を紹介。

こうした中、産経は「国際比較では日本のガソリン税はまだまだ割安」と、財務省の役人が泣いて喜びそうな記事を掲載している。たしかに、欧州各国に比べると、日本の税負担額は低い。

この記事ではまったく触れていないが、日本の高速道路料金は世界一高い。生活防衛のための“駆け込み給油”も理解できるが、自動車ユーザーは、バカ高い高速道料金にもっと怒りをぶつけるべきである。

《福田俊之》

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