【新聞ウォッチ】中国で大地震発生---死者1万人、トヨタなども生産停止

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年5月13日付

●四川省地震 死者8000人超、中国南西部M7.8 建物倒壊相次ぐ(読売・1面)

●道路財源、与野党協議再開は困難(読売・1面)

●日産・ルノー超低価格車、インド、約26万円(読売・10面)

●街角の景況感、悪化3か月ぶりガソリン安、効果薄く(朝日・10面)

●ビクター・ケンウッド、新社10月設立、社長に佐藤氏(朝日・10面)

●改正道路特例法きょう午後成立、一般財源化閣議決定(毎日・1面)

●トヨタミニバン内装豪華に改良、アルファード(毎日・8面)

●ガソリン税維持「環境」名目に、政府税調(日経・1面)

●元日経連会長、永野健氏死去(日経・1面)

●四川省、地震被害日本企業にも、トヨタ、生産停止(日経・3面)

●パイオニア2000人削減、年度内プラズマ不振で再建策(日経・9面)

●自動車、高水準の投資継続、今年度8社4%増、ホンダ・スズキなど最高(日経・11面)

●いすゞ、今期営業減益に、9期ぶり前年下回る、原材料高・円高響く、トラック販売日米苦戦(日経・15面)

ひとくちコメント

中国四川省で大規模な地震が発生した。地震の規模はマグニチュード7.8。国営新華社などによると、四川省や隣接する重慶市など全体の死者数は1万人を上回っているそうだ。

重慶の日本総領事館によると、日本人の滞在届が出ている重慶市、四川省など管轄する1市3省では「12日夜現在、日本人被害の情報はない」(読売など)という。

気になるのは四川省などの被災地に進出している日本企業の被害状況。日経などによると「成都市ではトヨタ自動車の工場が生産を停止。イトーヨーカ堂の店舗も営業を中止した」と報じている。また、重慶市でもスズキなどの日本車メーカーが操業を一時停止しており、生産計画の見直しは避けられないだろう。

人災と違って忘れた頃にやってくるのが天災と思っていたが、サイクロンに襲われたミャンマーも想像を超える惨状だ。円高、原材料高、米景気減速の「三重苦」に悩む自動車各社。今度はアジアを襲う相次ぐ巨大災害という新たな“潮目”が訪れた。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る