トヨタ、07年度のリサイクル実績…規制を8年前倒しで達成

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は、自動車リサイクル法に基づく、ASR(シュレッダーダスト)、エアバッグ類、フロン類の特定3物品の2007年度の再資源化実績を公表した。

自動車リサイクル法では、自動車メーカーは特定3物品の引き取り・リサイクル・適正処理の義務を負う。トヨタは、ASRについては豊通リサイクルに、エアバッグ類とフロン類は業界共同で設立した中間法人の自動車再資源化協力機構に業務委託し、全国で特定3物品の引き取り・リサイクル・処理を行っている。

トヨタの2007年度再資源化等実績は、ASRの引き取りが96万台、重量で20万トン、このうち15万トンを再資源化した。ASR再資源化率は通年で約76%となり、2015年度法定基準70%を8年前倒しで達成した。これは、2005年の法施行よりASRリサイクル施設等の操業安定性などを最優先に考え、毎年利用するリサイクル施設を慎重に検討したうえで、着実にASR再資源化率を向上させた結果としている。

さらに、エアバッグ類の引き取りは25万台(62万個)で、回収での再資源化率は94%と、法定基準85%を上回る水準を確保した。フロン類についても適正に破壊処理を行ったとしている。

トヨタが特定3物品の再資源化などに要した費用総額は、社内のシステム関連費、専任人件費を含めて87億7000万円となり、資金管理法人から払い渡しを受けた顧客からの預託金総額84億3000万円を3億4000万円上回る見込み。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る