『日産GT2012』…ゴーン社長、「自動車業界は大きな分岐点に」

自動車 ビジネス 企業動向
『日産GT2012』…ゴーン社長、「自動車業界は大きな分岐点に」
『日産GT2012』…ゴーン社長、「自動車業界は大きな分岐点に」 全 3 枚 拡大写真

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は13日、2007年度決算と新中期経営計画「日産GT2012」についての会見を行い、「自動車業は現在、大きな分岐点、ターニングポイントに差し掛かっている時期」と位置づけた。

そして、その理由について2つ挙げた。1つ目が自動車市場の大きな変化である。以前は自動車メーカーの成長を支えていたのは先進国市場が中心で、一部が発展途上国市場だった。ところが今は、その状況が逆転し、成長のほとんどを新興国市場が担っている。先進国市場は伸び悩んでいる。

2つ目がエネルギー価格の高騰と二酸化炭素(CO2)排出量の削減問題だ。エネルギー価格は今後も高水準の状態が続き、これまでのように安いエネルギー価格を前提にすることができない。そのため、代替策が必要になってくる。

同時に二酸化炭素排出量の削減問題によって、規制対応以上にユーザーがクリーンカーを求めるようになっている。クリーンであればあるほどユーザーの目に魅力的に映る。

このような大きな変革によって、自動車業界全体が新しい現実に対応していく必要がある。「日産GT2012」はその回答とのことだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  3. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  4. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  5. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る