住友ゴム工業グループのSRIタイヤトレーディングは、タイヤの輸出価格を値上げすると発表した。値上げは、今年7月から順次実施し、改定率は5 - 10%の値上げで、最大で15%程度の値上げとなる見込み。
値上げをするのは、アジア、中近東、北米、欧州、中南米、アフリカ、大洋州の各市場向けの、「ダンロップ」、「ファルケン」、「スミトモ」、各ブランドの乗用車用、小型トラック用、トラック・バス用、モーターサイクル用のタイヤ。改定率は、各々の製品や対象市場により異なる。
今回の改訂は、昨年から続く天然ゴムや原油など素材価格の上昇によるタイヤ原材料の価格高騰に起因するもので、これらのコストアップを自社の企業努力だけで吸収することは困難な状況で、安定的に供給するため値上げに踏み切るとしている。
同社では今年上期に3 - 7%の値上げを実施しており、今回の改訂は今年に入ってから2回目となる。