9人死傷事故を起こした男に酒を提供 初公判

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今年2月、埼玉県熊谷市内の県道を猛スピードで走行していた乗用車が対向車と衝突し、9人が死傷した事故について、このクルマの運転者に酒を販売したとして、道路交通法違反の罪に問われた45歳の男に対する初公判が12日、さいたま地裁で開かれた。被告は起訴事実を認めている。

問題の事故は今年2月17日の午後7時25分ごろ発生している。熊谷市佐谷田付近の県道を猛スピードで走行していた乗用車(三菱ランサーエボリューション)が緩やかなカーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱。対向車2台と接触・衝突し、3台に乗っていた9人が
死傷している。

逸脱車を運転していた32歳の男(危険運転致死傷罪で起訴)は泥酔状態だったが、検察ではこの男がクルマを運転することを知りながら、酒類を提供した飲食店を経営する45歳の男にも責任があると判断。道交法違反(酒類提供)の罪で起訴していた。

12日にさいたま地裁で開かれた初公判で、被告の男は起訴事実を認めた。続いて行われた冒頭陳述で、検察側は「被告は事故を起こした男に対して生ビールをジョッキで1杯と、ウーロンハイ8杯を提供した」と示し、その上で「被告は男が千鳥足でふらつくなど、泥酔状態であることを認識しながらも酒の提供を続けた」と指摘している。

《石田真一》

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