米自動車市場、コンバーチブルの人気に陰り

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米自動車市場、コンバーチブルの人気に陰り
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大型SUVやピックアップトラックなどの販売減少ばかりが注目されるアメリカの自動車市場だが、人気を保っていたコンバーチブルにもじわじわと影響が出始めている。

過去数年間毎年登録台数が増え続けていたコンバーチブルだが、07年は8.6%減、とマイナスが目立った。1年間の登録台数も30万台を割り込み、この数字は2003年以来の低水準だという。

コンバーチブル市場で最も人気が高いのは、フォード『マスタング』で、07年の新規登録台数は3万2694台。しかし06年と比較すると33%もの落ち込みとなっている。販売台数2位のクライスラー『シーブリング』は2万0373台で、こちらは2.7%アップ。

アメリカの乗用車市場に占めるコンバーチブルの割合は2%前後だが、他の乗用車に比べてもコンバーチブルの落ち込みが目立つ。敬遠される理由として考えられるのはスポーツカーの場合が多く、燃費が良くないこと、保険料が高いことなど。

気になるのは、アメリカ全体のコンバーチブル市場の17%を占めるニューヨーク、ロサンゼルスの両都市で落ち込みが目立つことだ。

コンバーチブルの「お洒落で都会的」なイメージも、ガソリン高、食品値上げで圧迫される家計にとっては「切り捨て」対象となるようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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