小倉クラッチが発表した2008年3月期連結決算は、売上高は前年同期比2.6%減の495億2900万円と減収だった。営業利益が同54.7%減の5億4800万円と大幅減益となった。
輸送機用クラッチは北米での自動車販売の減少などの影響を受けたほか、マイクロクラッチ・一般産業用クラッチがOA業界向けが減少した。損益でも北米子会社の操業率低下による固定費を吸収できずに営業減益となった。
経常利益も同86.2%減の2億1400万円だった。当期損益は投資有価証券評価損や減損損失などの影響で6億2600万円の赤字に転落した。
今期の業績見通しは、売上高が同1.0%増の500億円、営業利益が同54.4%減の2億5000万円、経常利益が同40.0%減の3億円、当期純利益が1億4000万円の黒字になる見通し。