ホンダは、2010年に稼動する予定の寄居四輪車新工場で環境トップランナーとして、エネルギー効率を追求すると同時に、新しい価値を生み出す次世代工場を目指すと発表した。
寄居四輪車新工場では、生産時のエネルギー使用量を、最適に制御する最新鋭のシステムを導入するほか、エネルギーも再利用する。
これによって例えば、狭山工場と寄居工場で、同じクルマを作った場合、1台あたりのエネルギー使用量を、3割以上削減できる地球環境にやさしい先進の工場とする。組み立て工程では、ユニバーサルデザインを採用するなど、人にやさしいラインの実現を目指す。さらに、部品単位から完成車、顧客までをトレースできる次世代生産システムを構築し、商品品質の向上とともに、顧客満足度の向上を図る。
寄居工場では、要員効率を2割向上させるとともに、新たに物流コントロールセンターを設置し、物流領域においても大幅な効率化を図り、競争力を強化する。