双日グループと現代ロテム社、米国ボストン向け鉄道車両を受注

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双日グループと現代ロテム社、米国ボストン向け鉄道車両を受注
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双日は、米国子会社の双日米国が韓国・現代自動車グループ傘下の鉄道車両メーカーである現代ロテム社と共同で、マサチューセッツ湾交通局(MBTA)から、新型の2階建て鉄道車両(客車)75両を総額190億円で受注したと発表した。

追加で75両のオプション契約が付随しており、最大で150両の大型受注となる可能性がある。

MBTAは、アメリカで最初の地下鉄を開業し、現在では地下鉄4路線に加え、近郊列車、路線バス、フェリーなどを運行する全米第5位の規模の公共事業体。

最近の環境問題やガソリン価格の高騰、ボストン郊外の通勤需要の増加に伴ってMBTAでは輸送能力不足が深刻化しており、新型の2階建て鉄道車両の大型調達に踏み切る。

今回の契約は、米国連邦政府から資金援助を受けており、アメリカ製品を60%以上購入し、車両の最終組み立ては米国内で行う「バイ・アメリカ規制」が適用される。2階建て鉄道車両の最終組み立ては、ペンシルベニア州フィラデルフィアにある現代ロテム社ウィカコー工場で行う。MBTAへの納入は、2011年初めから開始する。

双日グループは、1978年から米国市場で鉄道車両の受注実績があり、これまで米国での受注累計は1000両を超えている。双日グループと現代ロテム社は、2006年に、南東ペンシルベニア交通局向けに新型郊外電車120両、南カリフォルニア郊外鉄道会社向けに2階建て鉄道車両161両を相次いで受注しており、今回のMBTA向けの受注は、米国で3件目の大型受注となる。

《レスポンス編集部》

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