花王とカネボウ化粧品、物流拠点統合と共同配送を開始

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花王グループの花王、カネボウ化粧品は、物流拠点の統合と、共通取引先への花王(家庭品・化粧品)・カネボウ化粧品のグループ内共同配送を開始したと発表した。

2007年11月から順次、関西エリア、北海道エリアで統合したが、2008年10月には東北エリアで東北センターの開設を予定している。2010年を目標に全国各地で物流拠点の統合と共通取引先へのグループ内共同配送を進める。

両社の物流のシナジーとして、2010年までの累計で約50億円程度のコスト削減を目指す。

物流拠点統合とグループ内共同配送は、花王・カネボウ化粧品双方の物流インフラを有効活用するのが狙い。カネボウ化粧品の物流拠点を花王グループ全体の物流拠点整備計画と連動、外部倉庫の賃貸料や荷役料を削減するとともに、花王のもつ家庭品の配送ルートを活用し配送費の削減を図る。

すでに関西エリアの関西センターと北海道エリアの石狩センターでは拠点統合を完了した。今後も花王の家庭品・化粧品、カネボウ化粧品を統合する「家庭品化粧品統合型」、花王の化粧品、カネボウ化粧品を統合する「化粧品統合型」のどちらかで物流拠点の整備を進める。

また、入出荷やピッキングなどを制御する物流システムの標準化を図り、シナジーを高めるとともに、全国の小売店へ均一の物流サービスを提供し誤納・遅納の最小化を図る。さらに、環境面で花王・カネボウ化粧品のグループ内共同配送を通じて、物流における二酸化炭素排出量の削減も図る。

《レスポンス編集部》

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