【日産 ティアナ 新型発表】エンジン排気量アップとナチュラルなCVT

自動車 ニューモデル 新型車
【日産 ティアナ 新型発表】エンジン排気量アップとナチュラルなCVT
【日産 ティアナ 新型発表】エンジン排気量アップとナチュラルなCVT 全 7 枚 拡大写真

日産の上級セダン新型『ティアナ』のパワートレインのポイントは、先代モデルで売れ筋となっていた2.3リットルモデルが2.5リットルエンジンに排気量拡大されたことだ。

先代までの2.3リットルモデルはスムーズな回転フィーリングはよかったものの、低回転域のトルクが細く、さらに4速ATだったので高回転側の領域を多用しがちだった。

新型ティアナの商品企画を担当した商品企画本部 成定竜志さんは「新型ティアナに搭載される専用の2.5リットルのV6エンジンは、排気量の拡大や冷却性能の向上により、先代に対して12ps/0.8kgmほどパワーアップしています」と語る。

エンジンの排気量を拡大することで低速域の力強さが増し、さらに新開発の変速ロジックを採用したエクストロニックCVTを組み合わせることで、全域でスムーズな加速を実現しているという。

成定さんは「新エンジンはCVTとの相性もよく、1600rpmで最大トルクの80%を発揮してくれるので、非常にスムーズに走ってくれます。100km/hまでの加速性能も先代の2.3リットルよりも0.2秒向上しています。新型のエクストロニックCVTはアダプティブシフトコントロールが採用され、従来のCVTよりもダイレクト感のある加速と俊敏なアクセルレスポンスを実現しました」

「上級グレードに採用されている3.5リットルエンジンも新型となり、2.5リットルエンジン同様に連続可変バルブタイミングコントロールの作動域を拡大して、最高出力を21psも向上させています。4WDに搭載される直4の2.5リットルエンジン(4速AT)も改良を施して、出力を4%向上しました」とコメント。

ティアナのボディサイズで2.3リットルエンジンは少し不足だったことは事実。排気量アップをしながら10・15モード燃費は1リットルあたり0.8km改善されているので、主力モデルが2.5リットルエンジンとなったのは歓迎すべきことだろう。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. BMW『3シリーズ』が50周年! 日本だけの限定車発表に、SNSでは悲喜こもごも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る