IBMとダッソー・システムズ、PLMソリューションをアイシン・エーアイに納入

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日本IBMとダッソー・システムズは、アイシン・エーアイに自動車用マニュアルトランスミッション製品の設計プロセスに対し、PLMソリューション『CATIA V5』および『ENOVIA SmarTeam』を納入したと発表した。

自動車業界では、多様化する顧客ニーズに対応するため、短期間での車両開発が求められている。アイシン・エーアイも、開発力を強化して品質を向上させ、開発期間を短縮することが急務となっている。

アイシン・エーアイは、品質向上と期間短縮を図るため、CATIAを使った3D設計のシステム構築に向けて2003年から取り組みを開始した。コンカレントに検討できるモデリングルールやベースデータを作成し、3Dデータであるからこそ実現できる解析、デザイン・レビュー、干渉検討などが開発初期から行えるようにした。

この結果、設計図面の完成度があがり、製品自体の品質も向上した。出図後の設計変更件数も大幅に減少し、開発期間の短縮が図れた。

また、ENOVIA SmarTeamによる3Dデータ管理を用い、完成品データの流用をすることで設計の効率化がさらに高まり、コア業務である設計開発の考案時間が増え、設計品質の向上に寄与している。

今後、アイシン・エーアイでは、設計品質をさらに向上させるための3Dデータの活用と生産工程ではCATIAのCAM機能によるデータ活用を図るほか、関連会社とも3Dデータを活用することによる作業効率化を図る。

《レスポンス編集部》

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