【新聞ウォッチ】秋葉原通り魔殺傷、容疑者「派遣職場に不満も」

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年6月10日付

●7人殺害「会社に居場所失う」加藤容疑者雇用不安引き金か(読売・1面)

●温室ガス2020年に14%減可能、首相、排出量取引秋から試行(読売・1面)

●ディーゼル車環境対応、メーカー、開発に本腰(読売・8面)

●救急・消防車20年間無免許運転、富山、高岡市(読売・38面)

●秋葉原無差別殺傷、ナイフ5本用意、容疑者「福井で購入」(朝日・1面)

●世界のホンダ・カブ50歳、宗一郎発案街角の足(朝日・12面)

●日産、ディーゼルSUV9月発売(毎日・8面)

●ETC会員300万人突破、トヨタファイナンス(産経・8面)

●車部品が大幅減益7年ぶり、原材料高響く(日経・13面)

ひとくちコメント

7人が死亡、10人が負傷した秋葉原の無差別殺傷事件。逮捕された加藤智大容疑者は警視庁の調べに対し「仕事で疲れ、職場にも不満があった」と供述しているという。きょうの各紙が「会社に居場所失う、雇用不安引き金か」(読売)などと報じている。

加藤容疑者の派遣先はトヨタ系の関東自動車工業の東富士工場(裾野市)で、同工場では6月末に派遣社員を200人から50人に減らす計画があったそうだ。会社の説明によれば、加藤容疑者はリストラの対象ではなかったようだが、事件3日前の5日早朝には出勤直後に「自分のツナギ(作業着)がない」と大騒ぎして無断欠勤するなど精神的に不安定な様子だったという。

正社員と非正社員の格差が大きな社会問題となっているが、容疑者の派遣先のトヨタグループは人の「きずな」を大切にする日本型経営のお手本。しかも、パート従業員の正社員化など格差是正に積極的に取り組んでいる矢先だけに、若者の理不尽な凶行を未然に防げなかったことが無念としかいいようがない。

《福田俊之》

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