国土交通省は17日、2008年度自動車アセスメント実施要領に関する意見募集の結果をまとめ、発表した。
意見は7名から計12件寄せられたが、このうち後面衝突試験については「交通事故による後遺障害者数の低減および被害軽減を図るため、後面衝突による頸部保護性能評価方法について検討を行っている」との国交省の考え方を示すとともに、シートベルト着用が義務づけられた後部座席についても「シートベルトの使用性等の評価や既存の衝突試験の際に後席にダミーを搭載して評価を行うことについて、評価方法を検討している」ことを明らかにした。
このほか、ダブルレーンチェンジテストや旋回ブレーキテストについては、「将来的に検討すべき課題」とした。
意見募集の結果を踏まえ、2008年度自動車アセスメント・チャイルドシートアセスメントの概要をまとめ、18日に実施要領として告示、公布する予定だ。