富士重工業(スバル)の森郁夫社長は17日の『エクシーガ』発表会場で、原材料費の高騰や為替変動などへの対応について「原価低減でコストを切り詰めていくことに尽きる」と強調した。
昨年度からの中期計画では新モデル投入時に、台あたり10万円のコスト低減を図ることを打ち出している。同日発表のエクシーガは「原材料費の高騰にかなり食われた」ものの「最終的には(競争力ある)いい価格設定ができた」と評価した。
自動車メーカーにとっては「原価低減は永遠のテーマ」とし、「日本メーカーの競争力はそこから生まれた」と指摘した。現在の逆風は「ここ数年の円安などで緩んだものを見直すにはよい試練」とも述べた。