東京おもちゃショー08…タミヤのラジコン戦車、40度の斜度も走破
自動車 ニューモデル
新型車

この組立済み完成品である戦車は、前後進はもちろんのこと、左右の信地旋回、砲塔旋回と砲身の上下動のコントロールが可能。しかも40度の斜度も難なく登ってしまうほど実力で、来場者はその完成度の高さに感心していた。
同社関係者も「走行性については本物を超えるかもしれない」と言うほどの自信作で、この売れ行きに大きな期待を寄せている。というのも、長い間同社の主力商品であったプラモデルがこのところ売れなくなってきたからだ。
「最近の子供はほとんどプラモデルを作らなくなりましたよ」と同社関係者。話によると、ちょっとでもつくるのにつまずいてしまうと、あきらめてしまうそうだ。そして、失敗しそうなものはつくらない傾向になっているとか。
しかも、話はこれで終わらず、親が「子供が失敗するようなものをなぜ販売するのか」とクレームを言ってくることもあるという。最近、このような親を“モンスターペアレント”と呼ぶそうだが、日本のモノづくりの将来は大丈夫かと心配になってくる。
《山田清志》
この記事の写真
/
ピックアップ
