ヤナセ、自己資本を増強…伊藤忠が筆頭株主に

自動車 ビジネス 企業動向

ヤナセは20日開催の取締役会において、経営基盤の確立のため、自己資本の増強を図るべく、伊藤忠商事と日本土地建物の協力を得て、40億円の新株発行を行うことを決定した。

ヤナセは、来る8月1日に臨時株主総会を開催して新株発行を決議し、伊藤忠商事より30億円、日本土地建物より10億円を調達する予定。

ヤナセは、2006年3月の中間決算において、会計制度の変更により自己資本の70億円が毀損した。事業収益の拡大努力と遊休不動産の売却などにより、その半分をすでに補てんしたが、経営の安定化には、毀損した自己資本の早期回復が必要と判断した。

新株発行で伊藤忠商事の出資比率は12.92%から22.04%に、日本土地建物は同じく12.92%から14.69%になる。伊藤忠商事は単独で筆頭株主になり、ヤナセは伊藤忠商事より、社外取締役2名の招聘を予定している。

調達資金は、メルセデスベンツ日本との合意に基づく、新CI基準による店舗改装・改築工事等の設備投資資金に充当するという。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る