カーセキュリティ市場、2011年に714億円と拡大…富士経済

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富士経済は、今年2 - 5月にかけて、主要セキュリティ関連の機器・システム32品目とサービス10種について調査して、主要セキュリティシーンの実態と成長性を分析、これらの結果を報告書「2008セキュリティ関連市場の将来展望」にまとめた。

このうち、カーセキュリティ市場は、2007年実績が530億円で、2011年予測が714億円と2007年比35%伸びると見ている。2007年の市場の530億円は、前年比11%の伸びを示している。2008年も597億円が見込まれており、市場は拡大している。

国内の新車販売台数は伸び悩んでいるものの、ドライブレコーダーで業務用車両向けの採用が進んでいるほか、イモビライザーなどの電装部品の搭載車種が拡大しているため。2011年には714億円まで拡大すると予測している。

ドライブレコーダーはタクシー業界を中心に需要が広まっているが、今後はバスや法人営業車などの需要が有望で。一般車両向けはコスト的に割高感があり、価格水準が下がらないと普及に弾みがつかない。スマートキーやイモビライザーの車載電装部品の採用は拡大しているものの、アフター製品の盗難防止装置については需要に停滞感が出ている。

車載カメラはバックモニタの採用など視覚支援目的で採用が進んでおり、今後は一部高級車でオプション採用されている画像処理用途の採用増が期待されるとしている。

《レスポンス編集部》

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