NECエレクトロニクス、温室効果ガスを2割以上削減---前年比

エコカー 燃費

NECエレクトロニクスは、2007年の温室効果ガスの排出量を前年比21%削減することに成功したと発表した。同社の過去最大の排出量となった04年から30%削減したことになる。

今回同社が削減に成功したのは、温室効果ガスの一種類であるパーフルオロカーボン(PFC)の排出量で、07年は06年の80%にあたる76万t-CO2となった。

PFCは炭化水素(C-H)の水素(H)をすべてフッ素(F)で置き換えた化学物質。今回のPFC排出量の削減は主に、効率的PFCの使用条件を考案することで成膜工程におけるPFC使用量を削減したこと、代替ガスの研究および採用を促進したこと、などの効果による。

さらに同社は、07年度、08年度にかけて、PFCを分解する専用除害装置を生産ラインへ導入することで、2008年以降の排出量のさらなる削減を目指す。

同社は、10年までにPFCの排出量を1995年の52万9000t-CO2の90%に当たる47万6000t-CO2以下まで低減する目標を掲げている。今回の施策により、目標を上積みし、大きく削減する可能性が見えてきたとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る