気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年6月25日付
●6月米新車販売、トヨタ1位濃厚(読売・2面)
●電動車いすに安全基準 死亡事故多発で(読売・2面)
●BMWが新型SUV(読売・8面)
●トヨタ下方修正へ、世界販売(朝日・13面)
●財務省600人処分へ、タクシー接待、現金の係長停職(朝日・34面)
●日雇い派遣、グッドウィル撤退へ、罰金確定免許取り消し(毎日・1面)
●豊田副社長が海外事業担当、新役員体制(毎日・8面)
●後席安全性も評価へ、来年度から、自動車アセスに追加(産経・3面)
●天ぷら油で走るトラック、沖電気、廃油を再利用(東京・9面)
●旭硝子、車用ガラス値上げへ、29年ぶり原燃料高で(日経・1面)
●夏のボーナス「節約」鮮明(日経・3面)
●日産「GT-R」限定貸し出し、オリックス自動車(日経・35面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車が08年のダイハツ工業、日野自動車を含むグループの世界販売計画を当初の985万台から下方修正する方向で最終調整に入ったという。
きょうの朝日などが取り上げているが、24日の株主総会で、主力の米国市場の08年販売計画(単体)について、浦西徳一副社長が「達成は大変難しいと言わざるを得ない」と明言したという。
トヨタは昨年末、08年の世界販売台数を07年実績より5%増の985万台とする計画を発表したが、主力の米国市場ではサブプライム問題や原油高の影響で、販売不振が長引いている。
一方で、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)によると、6月の米新車販売台数でトヨタ自動車がGMを上回り「月間で初の1位になる公算が大きくなっている」と報じた。同紙は、「今後数日以内にGMの販売が大幅に増加しない限り、6月はトヨタを下回る可能性が高い」としている。トヨタの新役員体制では豊田章男副社長が海外事業も担当するが、販売不振の中での1位というのも複雑な心境だろう。