【新聞ウォッチ】日産ゴーン社長「電気自動車100万台」の真相

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【新聞ウォッチ】日産ゴーン社長「電気自動車100万台」の真相
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年6月26日付

●タクシー接待、1402人に、全省庁調査、33人を懲戒処分(読売・1面)

●日産車値上げ検討ゴーン社長「トヨタ動いたら」(読売・8面)

●道路財源草刈り場、予算配分見直し未知数(朝日・7面)

●マツダ、50億円所得隠し、申告漏れ百数十億円(朝日・35面)

●デンソーロシア進出を検討、カーエアコンなど生産(東京・8面)

●前社長への退職金承認、損保ジャパン、修正動議を否決(東京・9面)

●トラック、初の全車種値上げ、三菱ふそう、日野など、8月以降、3-5%(日経・1面)

●中国、環境対応車に税優遇、実質10%弱値下げ、年内に(日経・9面)

●KDDI、「固定」発着通話無料に、携帯利用者囲い込み(日経・13面)

●家庭用燃料電池に統一名称トヨタ、松下(日経・13面)

●取引先と資本関係強化、トヨタグループ安定調達狙う(日経・13面) 

● 製品保証支払額、トヨタ16%増、昨年度(日経・13面)

ひとくちコメント

横浜市で開かれた日産自動車の株主総会で、議長役を務めたカルロス・ゴーン社長が2000人余の株主の前で久々にプレゼンテーション・スキルの高い(?)「ゴーン節」を披露した。

車体価格の値上げについては、きょうの各紙が取り上げているが、鋼材などの高騰を受け、「値上げは時間の問題」との考えを改めて示した。総会後の会見でも値上げ問題に質問が集中し「市場のリーダーが動かない限り、先に動くのは難しい」などと指摘。名指しはしなかったが「トヨタに値上げを催促」(朝日)するような発言もみられた。

また、総会では新事業計画の「日産GT2012」について「ゼロ・エミッションの領域で世界のリーダーになる」と述べ、「電気自動車を100万台量販する」と主張した。日産が電気自動車を投入するのは2010年。現時点で「100万台」という具体的な数字を公言するのは、さすがに強気のゴーン社長である。

もっとも、総会後の会見では「100万台は計画目標ではなく、『たくさん売りたい』という意味で表現した」と説明を加えた。ゴーン社長にとって電気自動車は、まさに「億万長者」か「100万ドルの夜景」と同じのようなニュアンスなのかも知れない。

《福田俊之》

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