気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年6月27日付
●北朝鮮、核計画を申告、米、テロ指定解除着手(読売・1面)
●東電、来年大幅値上げ、原油高で新料金基準に(読売・2面)
●ソニー、中期経営方針「1兆円事業」拡大へ(朝日・10面)
●トラック各社一斉値上げへ、原材料高(朝日・11面)
●データ&ランキングボックス:自動車保有台数ベスト5(産経・11面)
●簡易型カーナビ続々と(産経・18面)
●自動車海外生産、4社が過去最高5月(東京・8面)
●原材料高競争力強める試練、富士重工・森社長(東京・8面)
●「松下→パナソニック」、承認、社名変更質問は出ず環境対応(東京・9面)
●トヨタ、値上げ検討、原材料高、国内全車種視野(日経・1面)
●三菱自、北米で1割減産8月までに人員5%削減(日経・11面)
●市販用タイヤ9月再値上げ、ブリヂストン(日経・13面)
● 日野自、九州販社をトヨタ系に(日経・13面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車が国内で乗用車価格を引き上げる検討に入ったと、きょうの日経が報じている。
日産自動車の株主総会でカルロス・ゴーン社長が「市場のリーダーが動かない限り、先に動くのは難しい」などと指摘。トヨタに値上げを“催促”したばかりだったが、記事によると、トヨタは「4 - 6月の販売や製造原価の動向を見極めて最終判断する」(同社幹部)としており、観測気球を上げて市場の反響をみるための内容とも読み取れる。
それにしても、ガソリン価格以外にもトラック各社が一斉値上げに踏み切る動きがみられるほか、ブリヂストンは、国内の市販用タイヤの出荷価格を、9月から3 - 10%値上げすると発表。東京電力も電気料金を決める基準を9月をめどに本格的に見直すという。連日のように「値上げ」「値上げ」の大きな活字をみれば、消費者の購買意欲は減退するばかりである。