航空宇宙産業 市場、2013年に23%成長…富士経済が予測

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富士経済は、航空と宇宙に関連する機器及び材料の国内市場を調査し、その結果を報告書「2008航空・宇宙産業市場の展望」にまとめた。

航空関連機器は、機体、エンジン、機器、室内装備、地上設備(地上支援機器等)など13品目を対象としており、2008年の市場見込みが、1兆1665億円。これが2013年には23%成長して、1兆4344億円に達する見通しで、民需拡大の期待により2011年以降市場は大きな伸びを示すと予想している。

2007年の航空関連機器市場では、機体の市場が57%、次いでエンジンの市場が33%のウエイトを占めている。また、今後最も市場の伸び率が高いのがタイヤの市場で、2013年には2008年比91%増を予測している。

機体は、2008年市場が6744億円を予想するが、民需拡大で年率5%の成長が見込まれ、2013年には8349億円を予想している。

エンジンは、2008年が3795億円となる見通し。今後も市場は年率4 - 5%程度の伸びが期待され、2013年には4690億円の市場が予測される。NOxやCOなどの環境汚染物質排出を減らす燃焼技術の高度化や、多段軸流タービンの性能向上が図られているほか、極超音速ターボジェットエンジン(予冷ターボエンジン)などの研究も進められている。

タイヤは、2008年が115億円で2013年には220億円と倍増する見通し。ブリヂストンがトップシェアで、次いで海外メーカー、横浜ゴムとなっている。各メーカーは、最近では海外航空会社への営業展開も積極化している。技術的には軽量化や、耐久性能や燃費性能の向上への研究開発が進められている。

《レスポンス編集部》

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