豊田自動織機、カウンターウエイトを半田キャスティングで生産開始

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豊田自動織機は、子会社の半田キャスティングで6月からフォークリフト用カウンターウエイトの生産を開始し、6月30日に火入れ式を実施した。

今回の生産開始により、フォークリフトの主要部品であるカウンターウエイトの生産能力を増強し、フォークリフトの生産増加に対応する。

半田キャスティングは月産3000トンの生産能力を備え、全量を、豊田自動織機高浜工場へ供給する。初年度となる2008年度の生産量は年産1万6000トンを計画。

現在、高浜工場では、国内販売向けおよびアジア・中南米・中近東などへの輸出向けフォークリフトを生産している。これまで高浜工場では、カウンターウエイトの全量を、国内外の協力会社から調達してきたが、最近はBRIC'sなど新興市場の拡大に伴い、生産台数が増加する中、カウンターウエイトの生産能力の増強が必要だったため、新たに自社生産を開始した。

今後は半田キャスティングを軸に、引き続き協力会社とともに、最適なカウンターウエイトの生産体制を構築し、高浜工場に安定供給していく。

半田キャスティングは、製造工法で環境対応型の「バキュームプロセス工法」を採用して、廃棄物の大幅な削減を図る。また、製品冷却工程では自動倉庫「トヨタL&FラックソーターP」を活用することで、従来の生産工場と比べ、同工程で約6割のスペースを削減し、工場全体でも約2割の省スペース化を図る。

《レスポンス編集部》

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