NECエレクトロニクス、中国・長春に支店を開設

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NECエレクトロニクスは、100%出資子会社の日電電子(中国)有限公司(NECエレクトロニクス中国)が、車載用半導体の拡販活動強化の一環として、吉林省長春市に支店を新設、技術支援をはじめとする営業活動を開始した。

今回開設した支店は同社の中国の支店としては2005年に設置した上海、シンセン、成都に次ぐ4箇所目で、中国での販売拠点は、本社所在地である北京とNECエレクトロニクス香港をあわせた合計6拠点となる。

新設した長春支店は、車載用のマイコンやパワー半導体を中心とした拡販活動を展開するが、当初は技術者5人程度で活動を開始し、事業規模に合わせ順次技術者、営業要員を増員する計画。

NECエレクトロニクスは、2007年12月に第一汽車の持ち株子会社である啓明情報技術株式有限会社に連合実験室を開設し、車載用電子機器の開発・設計を支援してきた。長春には、自動車メーカーや車載用部品メーカーの工場や支店が数多く置かれ、重慶、上海、武漢とともに中国における四大自動車生産地となっている。

今回新設した長春支店は、啓明信息社への技術サポートに加え、これら長春にある自動車メーカーや車載用部品メーカーへの拡販および技術サポートの拠点として活動する。

NECエレクトロニクスは、今後も販売活動をより推進し、積極的な事業展開を図ることで、車載用半導体の売上を2008年度の90億円から2015年度には300億円と3倍以上に拡大させる意向だ。

《レスポンス編集部》

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