2008年のデトロイトモーターショーで初めてその姿を披露したBMWのスポーツ・アクティビティ・クーペ『X6』は、アメリカ、サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場で生産され、アメリカ市場を皮切りに、5月に欧州、次いでこの6月に日本へと販売エリアを広げ、8月には中国でも販売されるという。
BMWグループ・ジャパン代表取締役のヘスス・コルドバ氏は、3番目の販売エリアである日本のドライバーをこう特徴づけた。
「日本のお客様は、ある町からその先の遠くの町へ移動するための手段としてではなくて、小さい都市の中で、細かく動き回ることにクルマを使っている。週末についても遠距離ではなくて、比較的近くの目的地を1日で往復するような使い方をする。さらにクルマの中にいる時間が非常に長い。その事実を考えた上で、このクルマは性能・スタイルともに非常に日本人にマッチしている」
では日本人のX6担当者から見るユーザー象はというと、同社BMWマーケティング プロダクト・マネジメントの佐藤毅氏は、「このクルマを好きだと思われた方は意外にすぐに買われてしまうだろう。そういうタイプのクルマだ。だから年収や性別などは想定していなし、セダンやSUVから乗り換える方などはあまりイメージしていないが、2台、3台とクルマを持たれている方が『2台目をX6にしてみようか』とお考えのお客様はいるかもしれない」と語っている。
X6は販売台数などの目標データを一切公表していない。BMW関係者は、BMWドイツ本社から指示された世界共通ポリシーのもとにあるためと話すが、このクルマのユーザーを想定する年齢層や年収層などもはっきりと定めない方針だという。




