積水化学、自動車ガラス用の高機能中間膜を増産---日本と中国で

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積水化学、自動車ガラス用の高機能中間膜を増産---日本と中国で
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積水化学工業の高機能プラスチックスカンパニーは8日、日本と中国で合わせガラス用中間膜の製膜ラインを新設すると発表した。

同社は、合わせガラス用中間膜の製造・販売をグローバルに展開しており、自動車向けの中間膜市場では世界で42%のトップシェア。

高機能中間膜の需要増に対応するため、滋賀水口工場に6系列目となる高機能中間膜生産の専用ラインを新設する。滋賀水口工場に新しい中間膜生産ラインを建設するのは、1988年以来、20年ぶりで、販売が好調な高機能中間膜の需要増加および新高機能中間膜の開発と生産に対応する。同工場では、高機能中間膜の生産能力増強に合わせ、原料(樹脂)生産ラインも並行して増設し、生産体制を強化する。

また、中国の工場の積水中間膜(蘇州)有限公司に2系列目となる新ラインを設ける。中国工場は、2004年9月に稼働し、現地生産を推進してきたが、中国市場での需要が急増、現在も主に日本からの輸出で補っている。今後も需要増が見込まれる中国市場での生産能力を引き上げることで、競争力を強化する。

今回の投資総額は合計約100億円。日本と中国で高機能中間膜の生産能力を増強、2010年度に自動車市場における中間膜のグローバルシェア44%を目指す。

《レスポンス編集部》

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