出光、機能化学品を値上げへ

自動車 ビジネス 企業動向

出光興産は、8月1日出荷分から機能化学品の価格を値上げすると発表した。

WTI原油先物価格は7月11日に過去最高値となる1バレル当たり147.27ドルを記録し、その後もナイジェリアの政情不安、イランのミサイル試射などの地政学的リスクの再燃により高値で推移している。

国産ナフサ価格は原油高騰を受け、7月前半の輸入ナフサ価格は1t当たり1220ドルを超えるレベルに達した。ナフサの需要は堅調に推移することが見込まれており、ナフサ価格は今後も騰勢を強めると予想、8月以降の国産ナフサ価格は1キロリットル当たり9万円を上回るレベルに達すると想定される。

同社では、今回の急激なコストアップは自社での努力の限界を超えていることから、8月1日納入分から国産ナフサ価格を1キロリットル当たり9万3000円と想定し、需要家に値上げを要請せざるを得ないと判断した。しかし、足元の原油、ナフサ相場は大きく変動しており、ナフサ価格に大幅な変化が生じた場合、再度見直すとしている。

一部商品は、前回価格改定の未達分、用役コスト上昇分についても今回あわせて価格改定する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る