NECエレクトロニクス、中国・大連市に支店を設立

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NECエレクトロニクスは、100%出資子会社の日電電子(中国)有限公司(NECエレクトロニクス中国)が、車載用半導体事業強化の一環として、遼寧省大連市に支店を新設、7月30日に大連泰達美爵酒店で開所式を開催すると発表した。

今回開設する支店は、同社の支店としては上海、深セン、成都、長春に次ぐ5か所目で、今回の支店設立により、中国での販売拠点は、本社所在地である北京とNECエレクトロニクス香港をあわせた合計7拠点となる。

大連支店では、現地に研究開発拠点を置く電装メーカーを対象に、車載用のマイコンやパワー半導体に関する技術支援および営業活動を当初5人程度で開始する。今後は事業規模に合わせ順次技術者、営業要員を増員する計画。

大連市は中国の電子情報産業基地として知られ、国内外の企業が数多く所在する。特にソフトウェア産業や半導体産業の支援に大連市が力を入れている。

NECエレクトロニクス中国は、2007年から中国における主要自動車生産地として知られる重慶、上海、長春で自動車メーカー、車載電装メーカーを対象とする技術セミナーを開催、2008年4月に新組織となる自動車ビジネスユニットを立ち上げた。

大連支店の開設は、7月に発表した長春支店の開設に続き、中国に工場、研究開発拠点を置く自動車メーカーおよび車載電装メーカーへの支援を強化するのが目的。

同社は、今回の新支店設立を初め、今後も販売活動をより推進し、車載用半導体の売上を2008年度の90億円から2013年度には300億円まで拡大させる計画。

《レスポンス編集部》

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