【新聞ウォッチ】遠のく高速道路、通行量激減

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年7月29日付

●トヨタ、初の下方修正、販売計画「950万台に」(読売・8面)

●F1来季参戦表明まだゼロ(読売・22面)

●ソーラーカーレース鈴鹿、太陽の力熱い走り(読売・31面)

●高速失速 6月通行量過去最大の減少、東日本・西日本(朝日・7面)

●トヨタ、セントラル自動車を完全子会社に(朝日・11面)

●輸出頼み体質限界、自動車や半導体(朝日・11面)

●広告費、今年度3.8%減、日経広告研究所まとめ(日経・12面)

●海外販売台数3年ぶり最高、三菱ふそう、今年上期(日経・13面)

●GM無配転落の衝撃(日経・15面)

●訃報・山本重信氏=元トヨタ自動車副会長、元通産事務次官(日経・9面)

ひとくちコメント

日本の高速道路の通行量が大幅に減少していることが数字上でも鮮明になったという。

きょうの各紙が報じているが、東日本、中日本、西日本の高速道路3社が発表した6月の1日当たりの平均利用台数は、東日本で前年同月比4.9%減の234万台。西日本が同4.1%減の219万台で、中日本は同2.4%減の160万5000台。東日本と西日本は過去最大の減少幅という。

減少の原因は言うまでもなく、ガソリン高騰でドライブを控えたことや節約のために一般道を走行するドライバーが増加したものとみられる。

高速道路会社は民営化に伴い約40兆円もの有利子負債を引き継ぎ、45年間で返済することを公約している。このため、通行量の落ち込みが続けば返済計画に影響が出ることから、今後は料金体系の見直しの動きも広がる可能性がある。

今でも世界一高いといわれている日本の高速道路、ドライバーは重い税金を負担するだけで、インターチェンジは遠のくばかりである。

《福田俊之》

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