新日本石油が発表した2008年4 - 6月期(第1四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比29.3%増の2兆372億円、営業利益は同28.1%増の1016億円となった。
大幅増収となったのは原油価格が上昇したのが主因。販売数量は同6.7%増の1698万キロリットルと順調だった。ガソリンは横ばいだったが、ナフサ、軽油、C重油などが増えた。営業利益は、在庫の影響があったためで、これを除くと同64.1%減の90億円にとどまる。
経常利益は同15.1%増の1013億円、当期純利益が同11.4%増の587億円だった。
通期連結決算業績見通しは修正した。売上高は8兆3000億円から8兆9200億円に修正した。ガソリン価格引き上げで売上げが増える見通しなため。
営業利益は1140億円から1970億円、経常利益が1300億円から2000億円、当期純利益が570億円から950億円となる見通し。原油価格上昇で在庫の評価が改善するため。