日産、新開発の燃料電池スタックを公開

自動車 ニューモデル 新型車
日産、新開発の燃料電池スタックを公開
日産、新開発の燃料電池スタックを公開 全 1 枚 拡大写真

日産自動車は6日、従来の約2倍の出力を発生する新開発の燃料電池スタックを開発したと発表した。今年末からこの燃料電池スタックを搭載した車両を使って実験を開始する。

今回開発した燃料電池スタックは、セパレーターを従来のカーボン製から薄型の金属製に変更することでスタック全体を小型化するとともに、膜電極接合体(MEA)の改良により発電性能の向上を図った。

この結果、スタックの体積を従来の90リットルから68リットルへ、4分の3としながらも、出力を90kWから130kWへ1.4倍にアップした。同じ体積のスタックで換算すると、従来の約2倍の出力が発生していることになる。これにより、燃料電池システムを従来よりさらに大型の車両へ適用することが可能になる。

また、電極の触媒層構造を見直し、白金の使用量を従来の半分に削減するとともに触媒の耐久性も高めて、大幅な低コスト化と長寿命化を実現したとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  3. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  4. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
  5. クルマ好きも唸るイベント満載!さらに進化した「ジャパンモビリティショー2025」の見どころとは?PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る