三菱自動車は、8月26日 - 9月7日、モスクワ(ロシア)で開催されるモスクワモーターショー2008で新型SUV『パジェロスポーツ』を世界初披露する。
パジェロスポーツは、オフローダーとしての性能を実現するため、過酷な走行条件でも耐えるラダーフレームや、「AWC」(All Wheel Control)思想のもと、走破性と信頼性で評価を得ているスーパーセレクト4WD(SS4)を採用した。
ボディサイズは、従来モデルよりひと回りサイズアップし、全長4695mm(従来モデル4620mm)、全幅1815mm(従来モデル1775mm)、全高1800mm(従来モデル1730mm)、ホイールベース2800mm(従来モデル2725mm)とした。
エンジンは、動騒音の低減に効果の高いコモンレール式燃料噴射システムを備えた高出力、低燃費の「4M41」型3.2リットルコモンレール式直噴ディーゼルエンジン(インタークーラーターボ付き)を搭載。最高出力は163PS/3500rpm、最大トルクが35.0kgm/2000rpmを発生する。トランスミッションは、INVECS-IIスポーツモード4速ATと5速MTを設定した。
新開発のラダーフレームは、高い強度、耐久性に加えて、衝撃吸収用ビードを採用し安全性向上にも寄与。従来モデルに比べ、曲げ剛性は100%、ねじり剛性は50%向上したことで、ボディへの振動伝達を大幅に軽減するとともに、オフロード走行での高い信頼性、オンロードでのハンドリング性能や乗り心地の向上を図った。
モスクワモーターショーには、パジェロスポーツのほか、スポーツクーペのコンセプトカー『Concept-RA』、コンパクトSUVのコンセプトカー『Concept-cX』、コンセプトカー『Concept-ZT』などのコンセプトカーや、ロシアで販売が好調のスポーツセダン『ランサー』など合計15台を出品する。