住友金属「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が上野地下歩道に採用

自動車 ビジネス 企業動向
住友金属「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が上野地下歩道に採用
住友金属「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が上野地下歩道に採用 全 1 枚 拡大写真

住友金属工業は、シールドトンネル工事用セグメント「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が上野地下歩行者専用道工事の複合円形断面トンネル工事に採用され、セグメントの組立工事が完了したと発表した。

大型の複合円形断面トンネルで「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が採用されるのは世界初。

コンクリート中詰め鋼製セグメントは、二次覆工省略を目的として開発した。セグメントの外面5面を鋼殻で形成し、その内部にコンクリートを充填した構造で、トンネル内空側はコンクリートがむきだしとなる。

鋼殻とコンクリートの複合構造とすることで、複合円形トンネルなど、曲げモーメント(曲げようとする力)が大きくなる断面でも鋼材を主構造部材として設計するため、安全なトンネルを構築することができる。特にトンネルに開口部などを設ける場合、補強には鋼材を用いることで容易になる。

コンクリートがむきだしなのは1面だけで角は鋼材で保護されており、セグメントの角欠けの心配がなく、止水性能も高い。

今回の工事は、上野地区の既存地下通路と都営大江戸線のコンコースを結ぶもので、工事ではトンネルの断面は複合円形で、エレベーター、エスカレーターなどの開口部が必要だったため、セグメントは、性能面に優れたコンクリート中詰め鋼製セグメントが採用されたと、している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  3. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  4. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る