住友金属「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が上野地下歩道に採用

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住友金属「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が上野地下歩道に採用
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住友金属工業は、シールドトンネル工事用セグメント「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が上野地下歩行者専用道工事の複合円形断面トンネル工事に採用され、セグメントの組立工事が完了したと発表した。

大型の複合円形断面トンネルで「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が採用されるのは世界初。

コンクリート中詰め鋼製セグメントは、二次覆工省略を目的として開発した。セグメントの外面5面を鋼殻で形成し、その内部にコンクリートを充填した構造で、トンネル内空側はコンクリートがむきだしとなる。

鋼殻とコンクリートの複合構造とすることで、複合円形トンネルなど、曲げモーメント(曲げようとする力)が大きくなる断面でも鋼材を主構造部材として設計するため、安全なトンネルを構築することができる。特にトンネルに開口部などを設ける場合、補強には鋼材を用いることで容易になる。

コンクリートがむきだしなのは1面だけで角は鋼材で保護されており、セグメントの角欠けの心配がなく、止水性能も高い。

今回の工事は、上野地区の既存地下通路と都営大江戸線のコンコースを結ぶもので、工事ではトンネルの断面は複合円形で、エレベーター、エスカレーターなどの開口部が必要だったため、セグメントは、性能面に優れたコンクリート中詰め鋼製セグメントが採用されたと、している。

《レスポンス編集部》

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