ケンウッドとビクター、カーエレクトロニクス事業を完全統合

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ケンウッドと日本ビクターは、10月1日付けで両社のカーエレクトロニクス事業を分社化して統合することで合意した。

両社のカーエレクトロニクス事業を両社が共同出資する技術開発合弁会社であるJ&Kテクノロジーズに移管、J&Kテクノロジーズの業容を拡大する。

両社は経営統合することで合意しているが、もっとも大きなシナジーが見込めるカーエレクトロニクス事業に関して、コスト競争力に直結する両社リソースをJ&Kテクノロジーズに統合し、売上・収益の両面からシナジー効果の早期最大化を図る。

J&Kテクノロジー社は両社のに技術開発合弁会社として設立、ナビゲーション・エンジンの共同開発やカーマルチメディア、カーオーディオ、ホームオーディオのプラットホームやモジュールの共同開発などをテーマに、両社から約130人の開発要員を派遣して両社の商品競争力の強化に向けた共同開発を進めてきた。今回、共同技術開発に限定することなく、全面的な開発・設計・調達・生産へと拡大する。

両社の市販向け/OEM向けカーエレクトロニクス事業のうち、コスト競争力の強化に直結する開発・設計・調達・生産に係る機能をJ&Kテクノロジーズに移管、同時にケンウッドの光ディスクドライブメカなどの車載用デバイス事業と車載用アンプ・スピーカー事業についてもJ&Kテクノロジーズに移管する。

さらに、両社のカーエレクトロニクス事業関連の開発・生産子会社であるJVCエレクトロニクス・シンガポール、P.T. JVCエレクトロニクス・インドネシア、ケンウッド・エレクトロニクス・・テクノロジーズ、上海ケンウッド・エレクトロニクス、ケンウッド・エレクトロニクスBretagne、長野ケンウッドの6社の株式などをJ&Kテクノロジーズに移管する。

今回の事業移管で、J&Kテクノロジーズの従業員数は1000人規模、子会社5000人規模になる見通し。

J&Kテクノロジーズは現在両社の折半出資だが、移転資産の関係上、ビクター53.8%、ケンウッド46.2%に変更となる。

両社は、カーエレクトロニクス事業を両社が経営統合する新会社JVC・ケンウッド・ホールディングスでの最大売上の事業分野に成長させる意向だ。

《レスポンス編集部》

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