ホンダ、障害者雇用拡大のための新工場が完成

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ホンダ、障害者雇用拡大のための新工場が完成
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ホンダは、特例子会社であるホンダ太陽が大分県速見郡日出町に建設を進めてきた新工場が完成し、竣工式を行った。

式典には、広瀬勝貞大分県知事、戸苅利和高齢・障害者雇用支援機構理事長、ホンダの青木哲会長ら約80人が参列した。

新工場は「障がい者雇用の拡大」、「従業員の作業環境、福利厚生の向上」「生産性、物流効率の向上」を目的に、世界に誇れるユニバーサル工場を目指している。

障がいのある人たちが健常者と同じ様に働ける環境を実現した新工場は、生産性向上や柔軟性を重視した作業を行えるよう設計、一人ひとりの体調に合わせて作業が行えるように配慮した。また、安全性に加えて、車いす使用者など様々な人たちの意見をもとに設計を行うなど、働く人にやさしい工場づくりの実現を目指した。

ホンダ太陽は1981年9月に、ホンダの基本理念である「人間尊重」の考えのもと、心身に障がいはあっても、健常者とともに働ける雇用の場づくりと、社会的自立の促進を目指して設立した特例子会社。現在、大分県内の2工場で、二輪車・四輪車・汎用製品の部品を製造している。

また、1992年7月には本田技術研究所の特例子会社として、ホンダR&D太陽を大分県に設立。ホンダ太陽の日出工場内で、CADを使い二輪車・四輪車・汎用製品の解析業務を行うなど、多領域での障がい者の雇用促進を行っている。

ホンダは今後も障がい者雇用の拡大を図り、社会福祉への取り組みを強化する方針だ。

《レスポンス編集部》

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