日清紡---太陽電池と燃料電池事業を強化、繊維事業は国内縮小

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日清紡は、太陽電池製造設備事業、燃料電池セパレータ事業の生産拠点を増強すると発表した。これに関連して、繊維事業について国内生産を縮小するとともに海外生産を拡大し、国内の経営資源を新規事業にシフトする。

太陽電池製造設備事業では、急拡大する受注に対応するため、美合工機事業所の敷地面積を3万8000坪に拡張し、同設備の専用工場を建設する。現在建設中の専用工場に続いて、ほぼ同規模の専用工場を2010年度と2011年度とに建設し、年500億円の受注体制を構築する予定。現在建設中の工場と合わせ約65億円の投資を見込んでいる。

燃料電池セパレータ事業では、家庭用燃料電池が今年度に実証試験段階を終え、2009年度から本格的に販売開始となり、セパレータ事業の垂直的立上がりが予測される。

受注増に対応するため、千葉市に新たに取得した工場用地に新工場を建設し、2010年3月からセパレータを生産する。

新工場には美合事業所の製造設備を移設するとともに、最新設備を導入し、当面、燃料電池年2万台分に相当するセパレータ生産体制を構築する。燃料電池市場の急成長に備え、工場建屋についてはあらかじめ燃料電池年30万台に相当するセパレーター生産に対応できる規模とし、需要増に応じて順次製造設備を追加導入する。土地取得資金を含む初期投資は約35億円。

《レスポンス編集部》

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