マツダのトールタイプミニバンの『ビアンテ』には、2リットルと2.3リットルの2種類の直4エンジンが設定されている。この中でも9割近い販売比率を占めるのが2リットルエンジンだ。
ビアンテの開発責任者を担当した清地秀哲さんは「ビアンテの2リットルエンジンは『プレマシー』の上級モデルにも採用されている直噴エンジンで、低燃費と高トルクの両立を狙って開発されています」
「2リットルエンジンもFF車では5速ATを採用していますので、CVTに匹敵するワイドなギヤレシオを実現しており、低速時の力強さと高速走行時の低燃費化を実現しています」とコメント。
実際に、ビアンテの2リットルエンジンを搭載した「20CS」に乗ってみると、意外なほど軽快に走ってくれる。
全車3ナンバーボディのラインアップで、この20CSグレードは1640kgと最軽量。2リットルエンジンでもその重さを感じさせずに走ってくれる。使用燃料はもちろんレギュラーガソリンだ。
5速ATも、CVTが主流のこのクラスでは不利な面が多いことは否めないが、ドライバーの意志に沿って最適なギヤを選択してくれるので、大きなハンデにはなっていないようだ。
ビアンテを買うなら、価格も安く走りのバランスがうまくまとめ上げられている2リットル車がオススメだ。